松本メーヤウ 駅前店
松本の人気カレー店 メーヤウの新店舗が、ブエナビスタ前の公園北側にできました。
この場所には今まで沖縄料理店があり、閉店に一抹の寂しさもありましたが、オーナーは同じ方で、メーヤウのフランチャイズ店として再出発だそうです。
そのためサイドメニューに沖縄料理があります。
メーヤウはこの店の他に
信大前店→オーダー式
桐店→食べ放題式
とそれぞれ営業形態が違う店舗があります。新店舗は桐店と同じ食べ放題式です。
食べ放題の値段は1,480円。
左上からパイナップルカリー、インド風ポークカリー、レッドカリー
左上からグリーンカリー、ドライカリー、ジャパニーズカリー
レッドカリーは忖度のない本格的な辛さ!
グリーンカレーがそこまで辛くなかったので、油断しました。
甘めのパイナップルカリーを一緒に盛ってきたのは正解。
レッドカリーの箸休めになります。
どれも美味しかった。
ちなみにメーヤウで一番辛いのはインド風チキンカレー。
今回はパスしてしまったので、次回は必ず。
松本駅の周辺は意外とタイ料理店が少ないです。個人的な話ですが、信大前や桐店は行動範囲的にちと遠く。手近な場所で本格的なレッドカレー、グリーンカレーが食べられるようになって、私大歓喜です。間違いなく、これから通うことになるでしょう。
飯山サバ缶グルメ
海なし県の豪雪地帯だからこそのサバ缶愛
長野県のなかでも北部に位置する飯山市は、森宮野原駅で7m85cmの積雪が記録されたことがある程の豪雪地域。
豪雪地域で交通の便が良くなかったため、保存食の缶詰が重用されてきました。
中でも飯山市民が好むのがサバ缶で、2019年に放送されたテレビ番組(新説!所JAPAN)によると、サバ缶消費量日本一になっているそうです。
家庭料理に留まらず、サバ缶メニューを提供している食事処が何店もあります。
そのうちの一店が、飯山駅ナカ酒場えっぺ
居酒屋ですが、ランチもあり。
飯山駅舎内にあるため、フラっと立ち寄れるのが良いところ。
一押しの本気のサバカレーうどん。
サバの旨みのある、クリーミーなスープが美味しい。辛さは控えめ。
具材にサバの水煮缶が入っていますが、カレースパイスとレモンのおかげか生臭さはいっさいないです。
えっぺの他にも
・ワレもこウ
・飯山駅前よってかし おんと
・高橋まゆみ人形館
・そば処幸輪
・KOKUTO iiyama home
などで、サバ缶メニューの提供をしています。
個人的には、そば処幸輪さんのサバ缶蕎麦(ざる・かけ)がとっても気になります。
蕎麦&魚といえばニシン蕎麦もありますし、間違いなく合いますよね。
サバ缶人気は飯山市だけではありません。
長野県北部の郷土料理に、サバ缶を缶汁ごと入れる「たけのこ汁」というものがあり、よく食べられています。
私は中信地域の出ですが、よく食べていました。
しかし家庭料理としては一般的でも、サバ缶を使ったメニューを提供する飲食店はまだまだ少ないのが実情です。
全国的にサバ缶の人気が高まるなか、飯山の頑張りに期待です。
企画色が強いと思いますので、サバ缶メニューを目当てにいく際は、事前にお店に確認してくださいね。
2021年9月訪問
篠ノ井線廃線敷きを歩く
篠ノ井線の明科駅と西条駅の間には、新線が作られたことにより廃線になった区間があります。
篠ノ井線とは篠ノ井駅から塩尻駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線です。
この区間は明治35年から昭和45年まで蒸気機関車が、昭和45年から昭和63年まで電車が走っていました。
しかし潮沢川に沿う地すべり地帯にあり災害も多かったため、廃線が決められました。
今ではウォーキングコースとして活用されています。
モデルコース
JR明科駅 - 潮神明宮 - 三五山トンネル - 東平 - けやきの森自然園 - 漆久保トンネル - 潮沢信号場 - 旧第2白坂トンネル
篠ノ井線廃線敷の見どころ
鉄道遺構
このウォーキングコースの第一の特徴は、至る所に当時の面影が残る鉄道遺構が残されていることです。
鉄道遺構に着目せずに何が廃線敷きウォーキングでしょうか!
往復すれば12km強のロングコースですが、見どころが多いおかげで全く飽きずに歩けました。
1. 三五山トンネル
全長125mのトンネルです。
元々はレンガ造りですが、蒸気機関車から電車に代わる際に、水滴が電線に付着するのをおそれ、上部にモルタルが吹き付けられました。
そのため、側面下側にレンガが見えるものの、さほど目立ちません。
このトンネル内には人感センサーの電灯がついています。
外からみて中が真っ暗でも怯む必要はありません。
正直に言うと、センサーの存在を知らなかった当初、ビビって中に入ることを躊躇いました。
このトンネルには通行可能時間があります。
7:00am – 7:00pm(冬季7:00am – 5:00pm)
2. 漆久保トンネル
全長53mと距離は短いですが、総レンガ造りの風情あるトンネルです。
蒸気機関車による煤や、苔・白華現象で変色したレンガの色合いが歴史を感じさせます。
三五トンネルと違って天井までレンガが敷き詰められていますね。
よく見ると天井に、電線を支える碍子(がいし)という器具が残っています。(※写真中央)
ここのレンガは地元明科で焼かれたものだそうです。
3. 架線柱などウォーキングコースの随所に面影が残っている
コース脇に、架線柱が並んでいました。
昭和48年の電化から昭和63年に廃線になるまで、そう長くはない期間に使われていたのが、この架線柱です。
また地面には小石が敷きめられています。今の線路にも小石がたくさんありますよね。
この小石はバラストと呼ばれ、列車の重さを分散し、クッションの働きをします。
バラストのため、ウォーキングコースとしてはやや歩きにくいです。
架線柱の合間にはキロポストが見えます。
4. スイッチバック
明科-西条駅間は列車にとっての傾斜が厳しく、登るためにスイッチバックという技術が必要でした。
スイッチバックとは、
険しい斜面を登るために、ある方向から概ね反対方向へと鋭角的に進行方向を転換するジグザグに敷かれた鉄道線路のこと
(wikiより)
スイッチバックに使う装置が遊歩道脇にポンと置かれていました。
4. 信号機
その他
覚明、普覚像
漆久保トンネル脇の山道を上がったところに、江戸時代、木曽御嶽山の登山道を開拓した覚明行者(写真手前)、普寛行者(写真奥)の石像があります。
それまでも修験者による御嶽山への登拝は行われていましたが、彼らの尽力により庶民の御嶽山登拝が可能になりました。
篠ノ井線が出来る前からあったようです。
この辺りはかつて善光寺街道として使われており、旅の安全を願って造られたものではないかと言われています。
篠ノ井線の建設にあたり、測量技師に邪魔だという理由で普寛像の鼻が削られてしまったそうです。鼻を削ったところで大差なさそうなものですが。
北アルプス
北アルプスの眺望も、このコースの一つの楽しみです。
特に三五山トンネルの前(明科駅側)は眺望が良いです。
パノラマ案内板が設置されており、ここでのんびりと山座同定をしました。
特徴的な形をした常念岳と有明山を基準に見比べると分かりやすいです。
篠ノ井駅には恐竜がいる
鉄の体に蔦が絡まり、ちょっとだけラピュタのロボット兵っぽい。雰囲気が。
この恐竜のモニュメントは、2011年の長野市観光キャンペーン「篠ノ井イヤー」という観光振興の一環で造られました。
どういう経緯で造ることになったのか調べても分からなかったのですが、当時の市民会議の議事録に「(篠ノ井イヤーにあたって)茶臼山動物園や恐竜公園を盛り立てたい」という記載があったので、近隣にある恐竜公園のPRが目的なのかなと思います。
というわけで、篠ノ井駅でこのモニュメントを見たら、是非、恐竜公園にも足を伸ばしてください!
恐竜公園も面白そうなところですよ。
………。
無責任に勧めましたが、実は私も幼児の頃に一回行ったきりです。
でも近いうちに遊びに行ってきます。
みんな恐竜が好きなはずだ。
ちなみに篠ノ井は、実在の恐竜とは特に関係がありません。
化石が発見されたかというと、そういう事ではない。